敬語使うのやめないか。序列や壁を無意識に作るし、生産性も落とすから。
かねてから思っていた。敬語は他者への敬意を表す美しい文化だと思う一方、デメリットも大きいと。
以下の理由から敬語を使うのをやめることを提案したい。
① 敬語が序列付けやマウントの取り合いに無意識に使われている。
② 敬語は人と人の間に壁を作り、区別・差別を生む。
③ 敬語は生産性を落とす。
以下は理由の詳細。
① 敬語による序列付け、マウントの取り合い
・この人には敬語を使うべきか否か、無意識にでも頭の中で、序列付けを行う。
・意識的なマウントの取り合いも散見される。
・意味があるのか怪しい敬語による序列付け
例:学年が一つ異なるだけで敬語
組織に入った順序、年齢
なお、これに対処するため様々な戦略が生まれる
・戦略的タメ口(ふわちゃん、宇多田ヒカル)
→敢えて敬語は使わないという戦略。
序列付けゲームから降りるという選択にもなりうるが、批判もされる。
・舐められないためのタメ口(昔のダウンタウン、ヒロミ)
→敬語による序列付けゲーム・マウントの取り合いを積極的にこなす。
・とにかく誰にでも敬語
→戦略的タメ口と反対の戦略。序列付から降りることができるが、
馬鹿にマウントを取られる原因にもなりうる。
⇒ほとんどの人は上記を時と場合によって使い分けている。めんどくさい。。
閑話休題。
② 敬語による壁や、区別の形成
・敬語は相手との距離を作る。
→敬語を使わない同期などの方が仲良くなれるという経験はないか。
・敬語は、区別付を行う。時に差別にもつながる。
→人間はグループ分け、区別付、差別を好む動物。
日本のような民族多様性の乏しかった国では、敬語によって区別を積極的に行った可能性がある。
③ 敬語は生産性を落とす。
・敬語使用で、仕事のスピードが落ちる。
→敬語を使うべきか否か、どういう表現をすべきか、
相手のランクはなどと考えて、脳のリソースや時間を奪われている。
・人との距離を作り、単刀直入な表現・提案・交渉がしにくくなっている。
→日本人の回りくどい言い方など。
まとめ
・敬語の美点はわかる。相手を敬うことは素晴らしい。ただ、相手を敬うという本来の用途よりも、デメリットの方が大きくなっている。いっそ敬語を皆で使うのやめた方が、皆が幸せになれると思う。